デザインを独学で学んできた方の特徴として、自分のデザインを客観的に見れらなかったり、アイデアの発想力が乏しかったり技術的な応用がきかないというようなことが挙げられます。しかしそんな方でもデザイン力を鍛える方法は存在します。

岡田くん
クライアントの求めるデザインを知るためには何をすれば良いの?
優れたデザインアイデアの見本ってどうすれば見られるの?
この記事はそんな疑問にお答えする内容となっております。
是非、最後までお読みください。
デザイン力を鍛えるためには客観性とアイデア力を磨く実践の場が必要です。
僕の場合は社内コンペを企画し参加することでデザイン力を鍛えています。
→エイジの紹介記事はこちら
【独学】デザイン力を鍛えるクラウドソーシングコンペ【未経験OK】
デザインを学ぶ上で、どうしてもお金はかけたくないという人や、独学で学ぶことにこだわりを持つ人もいるかと思います。
独学で学ぶことは決して悪いことではなく、自分で調べながら何事も解決していくという考えは、デザイン以外にもリサーチ力なども身につくので時間が潤沢にある人ならアリだと思います。
特にIllustratorやPhotoshopの技術的なことだけなら、Adobe Creative Cloudのデジハリプランの動画などでもかなり学べますね。
ただデザインは仕事として捉えると、自分の好きな作品作りではなくクライアントが求めるものを作らなければならないため、独りよがりではなく時には誰かに見てもらったり、質の高いデザインを研究するなどが必要なのも事実です。
実際に独学でデザインを学んだ方も僕の会社の面接を受けに来るのですが、クライアントの要望を形にすることが上手くない人が多いですね。
やはり実践的な訓練をしていなかったり、いろいろなデザイナーさんの成果物に触れていないことが原因だと思われます。
せっかくセンスが良かったり、技能が高くても、クライアントの要望を汲み取って形にすることがデザインなので、そこはぜひ鍛えてもらいたいところです。
では独学でデザイン力や発想力を磨くにはどうしたら良いのか?
その具体的な方法について解説していきたいと思います。

岡田くん

独学でデザイン力を鍛えるならクラウドサービスのコンペを利用しよう
効果的なデザイン力向上の方法としては、客観的に自分のデザインを評価してもらうのが一番なのですが、独学の場合はなかなか都合よくアドバイスをくれる人もいませんよね。
そんな場合は、クラウドサービスのデザインコンペに参加することをオススメします。
デザインコンペとは、企業などが求めるデザインの条件を提示して、デザインを一般募集することです。コンペで一番になればもちろんその仕事を受けることができ、報酬ももらえます。
当然ですが負ければ報酬はゼロです(ごく稀に参加費が出るコンペもあります)。
有名なお仕事マッチングのクラウドサービスなどではこのコンペが毎日のように行われており、お題に対して多くのデザイナーが提案を行い凌ぎを削っています。
ただしコンペで実際に勝ち抜くことはなかなか容易ではありません。
何せ、普通にコンペ参加者が10人以上(多い時は100以上)はいるため、競争率が高く勝つことは稀です。
実際に多くの仕事をこなすトップデザイナーでもネームバリュー無しで100以上の競合を蹴散らして確実に勝てるという人はそうはいないでしょう。また例え完璧なデザインをしたと思ってもクライアントの好みにも左右されてしまうのがコンペです。
そのようになかなかに厳しいデザインコンペを何故オススメするかというと、やはり実践ではたくさんのことを学べるということに尽きます。
なのでコンペは勝つことを目的とするよりも、デザインの学びの場と割り切って参加するのが良いでしょう。もちろん勝てれば最高ですけどね。
以下は独学の人がデザイン力向上にコンペをオススメする理由です。
⒈デザインの条件が提示されることでクライアントが何を重要しているかが分かる
⒉他のデザイナーの提案を見ることができ自分に足りない部分を知ることができる
⒊当選作品を見ることで客観的に答え合わせができる
コンペはもちろんデザインの仕事をする上で、デザインの諸条件を確認することは大事です。
クラアントが求めることとして普遍的なことは「分かりやすさ」と「美しさ」ですが1で他にどんな要素が求められているのかを分析して自分としての答えをデザインに反映させてみましょう。
他人の提案を見ると思わず「その手があったか!」と言ってしまうようなデザインに出会うことがあります。2ではその気づきを受け止めて、他者のデザインを分析してみましょう。
自分のデザインの引き出しを増やすためにも大切なことです。
どんなデザインが当選したかで、クライアントがコンペに求めていたことが分かります。場合によっては、当選したデザインが自分の提案したものよりも劣って感じてしまうこともありますが、よくあることです。
クライアントがそのデザインが選んだ理由は確実にあるため、それを自分なりに分析してこれからの自分のデザインの肥やしにしましょう。

岡田くん
こう見えて自身はありますよ!

ちなみにクラウドサービスでのデザインコンペですが、ある程度デザインの実力がついた方には、正直あまりオススメしません。
競争率も高くて、報酬も安いコンペを続けることはモチベーションの低下につながるからです。
もちろん好きでやる分には構いませんが、ある程度デザイン力もついて提案に不安が無くなったら参加型のコンペではなくクライアントに指名してもらうマッチング制のクラウドサービスを利用すると良いでしょう。
デザインコンペを実施しているクラウドサービス
コンペ案件を多数取り扱う、クラウドサービスなら国内No. 1シェアの「Cloud Works(クラウドワークス)」かデザイン案件の取り扱いの多い「Lancers(ランサーズ)」がオススメです。
実際に僕も両方登録してどんな案件があるかなど調べてみましたが、報酬やコンペの数などどちらの方がより優れているというような大きな差はなく、登録料がかかるわけでもないため、どちらも登録しておいて好みの案件があれば、提案してみるというスタンスで良いでしょう。
→Cloud Works(クラウドワークス)に登録してコンペ案件を探してみる。
→Lancers(ランサーズ)に登録してコンペ案件を探してみる
クライアントに指名してもらい確実に仕事を受注するクラウドサービス
コンペ案件である程度、デザイン提案のことを理解して、デザイン力を身に付けられたら、自分のプロフィールを登録してクライアントに指名してもらうクラウドサービスを利用すると良いでしょう。
こちらはコンペではなく、クライアントの指名により仕事がマッチングするため、自分が指名されてから受注を承諾した瞬間に仕事が成立します。
注意しなければならないのは、クライアントがあなたに支払う予算を用意し、締め切りも確定しているため、受けた以上はクライアントの要望に答えながらしっかりとデザイン業務を着地させる必要があります。
クライアントもあなた以外のデザイナーに声をかけているわけもないので、あなただけが頼りです。相手を失望させないように、また胸を張って報酬を受け取るために締め切り厳守で責任を持って業務を遂行しましょう。

岡田くん

登録指名型の仕事マッチングサービスなら「みんなの得意を売り買い・スキルマーケット」をコピーに掲げたクラウドサービス「ココナラ」がオススメです。
プロフィールに自分のデザインスキルについてできるだけ詳細に書き、あなたがデザインでできるサービス(仕事)内容を具体的に決めて出品しましょう。
あとはあなたのサービスを買いたい(デザインを依頼したい)という相手(クライアント)が現れるのを待つばかりです。
サービスの報酬金額も自分で提示するため、値付けは難しいところですが、最初の仕事は出来るだけ安い価格で提示しておいて慣れてきたら少しづつ値上げするのも良いでしょう。
ちなみに先に紹介した、クラウドワークスやランサーズでももちろんクライアントからの指名はあるのでそちらでもしっかり自分の得意ジャンルや報酬金額を登録しておくことをオススメします。
まとめ
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
「【独学】デザイン力を鍛えるクラウドソーシングコンペ【未経験OK】」いかがでしたでしょうか?
デザインを独学で学ぶ方はクラウドソーシングを上手に利用してデザイン力を鍛えれば、実践さながらにスキルアップできるのでおすすめです。
以下にデザイン関連の記事リンクを貼っておきますので、気なるものがあれば是非読んでみてくださいね。
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