デザイナーのスキルを分析・誰でもデザイン時代に必要な能力とは?

誰もが気軽にデザインをする今の時代、デザイナーがデザイン力だけで稼ぐのはなかなか大変です。これからの時代に求められるデザイナーの能力とは何か?デザイナースキルを分析しながら解説していきたと思います。

新米デザイナー
岡田くん
稼げるデザイナーはどんなスキルを持っているんだろう?

この記事はそんな疑問にお答えする内容となっています。
是非、最後までお読みください。

筆者・エイジについて
デザイン会社を経営しています。現役デザイナーとして働きながら、これからの時代に必要なデザイナー像について日々考えています。
新米デザイナー・岡田くんについて
エイジが経営するデザイン会社の新入社員です。日々デザインの仕事に携わりながら理想のデザイナーになるために奮闘しています。
▶︎エイジや岡田くんの詳細はこちらの登場人物記事をご覧ください。

デザイナースキルを分析しよう・デザイン業界のプロとアマの違い

こんにちは、エイジです。

デザインの仕事において、プロとアマチュアの違いについて聞かれることがあります。

デザイナーには国家資格がなく、誰でも望めば出来る仕事であるため、そこに明確な線引きはありません。そのためデザイナーほど技術や知識に個人差が出る仕事も少ないかもしれません。

新米デザイナー
岡田くん
デザイナーのプロ、アマは確かに選別は難しいですよね?
エイジ
今やデザインという仕事はクラウドサービスで誰でも受注できてしまう時代だからね。しかもデザイナーという職種には資格も必要ない。デザイナーはプロとアマチュアの境界線が限りなく薄い職種と言えるんだ。
新米デザイナー
岡田くん
確かにIllustratorとPhotoshopの技術さえあればデザインはできますね‥。でも仕上がりの差は歴然としていますよ。
エイジ
そうなんだ。仕事をすればすぐにわかるレベルで差が出てしまうのもデザイン。なので彼らプロのデザイナーはクラウドサービスで単価の低い仕事をするよりも、しっかりとした企業と仕事をしたりリピーターがついている。当然デザイン単価も高いよね。
新米デザイナー
岡田くん
デザイナーとして目指すべきはそこですよね。そのためにはどんなスキルが必要なんですか?
エイジ
デザインのスキルだけじゃなく、他にもいろんな要素があるよ。稼げるデザイナーの能力を分析することで自分が今すべきことが見えてくるよ。

デザイナーのスキルを分析・デザイン力以外に必要な能力とは?

企業と仕事をしたり、しっかりしたリピーターがついている稼げるデザイナーの単価は実はクラウドサービスでのデザイン単価の約10倍ほどです。
ふととあるクラウドサービスで仕事を覗いて見ると、とある会社のロゴデザインの仕事がなんと27,500円でデザイン募集されていました。つまりコンペということです。
会社のロゴデザインと言えば会社の看板でありブランドなので大企業であれば普通に1000万ほど予算がついてもおかしくない案件です。それを数万円で作れるとは、しかもすでにデザインは10件以上の提案がなされており倍率10のコンペが成立しているのですから驚く他ありません。
新米デザイナー
岡田くん
会社のロゴデザインの仕事ですか‥うちの会社だといくらぐらいでしょうか?
エイジ
うちの場合はデザイン費用はデザイナー単価で見積もりするから、デザイナー1名20,000円として決定までに最低でも2週間かかるとして、単純計算で20,000円×10日=200,000円は普通にかかるね。
新米デザイナー
岡田くん
27,500円の約8倍ですね。金額的にどうなんですかね?
エイジ
最初にコンセプト立案してロゴを5〜10案くらい提案する。方向性が決まればその案を希望を踏まえて修正していく。ロゴが決定したら次にロゴの展開案を出していく。2週間作業の中で最低でも4回はクライアントと打合せするし、決まらなければ何度でも打合せと修正を繰り返す。内容的には十分妥当だしこれで今まで何件も仕事を受けてきたよ。
新米デザイナー
岡田くん
かなりの提案回数ですね。ロゴは名刺、パンフレット、サインなどあらゆる場面で使用するから展開案も確かに必要ですね。
エイジ
会社ロゴはいわばブランディングだからね。27,500円で発注することの方が僕には意味が分からない。そんな金額でも請け負う人は沢山いるという事実。
このように今の世の中、デザインに相場は存在しないと言って良いでしょう。
ロゴデザイン一つとっても27,500円の場合もあれば、200,000円の場合もあり、さらには1000万円の場合もあるのです。
だからこそせっかくデザイナーを志すなら、やはり単価の高い仕事をするべきだと僕は思うのです。
では単価の高いデザインの仕事を得るためにデザイナーに必要な能力とは何か?と考えたとき、まず大きくは以下の3つの力を養うべきかと思います。
①営業力
②多様力
③デザイン力
あえて3つですが、それぞれに含まれる内容まで解説すると以下のようになります。
①営業力→行動力、プレゼン力、打合せ力と言ったコミュニケーション能力
②多様力→空間、Web、動画、ライティングと言ったデザイン周辺の領域もこなせるマルチな能力
③デザイン力→Illustrator、Photoshop等の操作スキル、デザイン知識、経験も踏まえたデザイン能力
新米デザイナー
岡田くん
デザイン力以外に営業力と多様力って、デザインを極めるだけダメなんですか?
エイジ
残念ながら今の時代、デザイン力だけでは足りないんだよね。組織に勤めるならそれでも良いかもしれないけど、上を目指すならデザイン力だけにとらわれない方が良いと僕は思う。
資格や免許が必要ではない誰でも気軽に出来てしまうデザインのような仕事は競合が多くなり、その仕事で食べていくためにはたくさんのアマチュアに埋もれない能力が必要になってきます。
いくら良いデザインをしてもそのデザインを売り込む、営業力がなければ仕事は取れないし、デザインを語れるプレゼン力がなければクライアントにデザイン案を納得させることは出来ないでしょう。
また、デザインの仕事はあくまで一つのカテゴリーなので、プロジェクトにデザイナーとして参加した場合、様々な分野の人とセッションする状況が生まれます。そんな時、必要になるのが多様力です。他分野の人とうまくコラボできることはもちろん、場合によっては仕事の領域を広げることも可能です。
新米デザイナー
岡田くん
仕事の領域を広げるってどういう意味ですか?
エイジ
例えばショールームの仕事でデザイン以外に空間デザインの能力を持っていれば全体のプロデュースも可能だし、WebのスキルがあればWebデザインの仕事も受けられる。ライティングできれば、Web内の記事も受けられるよね。
新米デザイナー
岡田くん
一つの仕事で受注範囲が広がればその分、売上も大きくなりますね。
エイジ
そういうことだね。マルチに仕事ができる人は、クライアントにとっても楽だから仕事がリピートする可能性は格段に上がるよね。
このようにデザイン力以外にも稼げるデザイナーになるために必要な能力は沢山あります。
デザイン力を鍛えることは案件をこなせば自然と向上していくため、デザイン力以外の部分を意識しておくことが稼げるデザイナーになる第一歩と言えるでしょう。

まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「デザイナーのスキルを分析・誰でもデザイン時代に必要な能力とは?」ということで、これからの時代に必要なデザイナースキルについて解説させていただきました。

本ブログでは他にもデザイン関連の記事をたくさん書いておりますので、興味があればぜひご覧ください。

この記事が少しでも皆様の参考になれば幸いです。

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