空間をデザインする!インテリアデザインとグラフィックの親和性

空間をデザインすることとグラフィックデザインの関係性は無さそうに見えて、実は深い親和性があります。優れたデザイン空間を作り出すためのヒントとして、またデザインの幅を広げるためのきっかけになればと思います。

デザイン初心者
岡田くん
空間デザインの分野はグラフィックデザインとは無関係なのかな?
空間デザインの仕事は資格がなければできないのかな?

この記事はそんな疑問にお答えする内容となっています。
是非、最後までお読みください。

筆者・エイジと空間デザイン
クリエイティブ会社の代表を務めながら、現役のデザイナーとしても活動しています。グラフィックデザイン中心の会社でありながら、これまでにいくつもの空間デザインを行ってきました。
デザイン初心者・岡田くんと空間デザイン
エイジが経営するクリエイティブ会社の新入社員です。現在、グラフィックデザインの仕事を勉強中ですが、空間デザインの仕事も行うことになり戸惑い気味です。
▶︎エイジや岡田くんの詳細はこちらの登場人物記事をご覧ください。

空間のデザインは誰でも可能・インテリアデザインを行う上での誤解

こんにちは、エイジです。

グラフィックデザインの仕事をしていると、空間デザインの仕事も一緒に依頼されることがよくあります。

特に多いのがプロモーション活動の一環としての展示会などの空間デザインです。
そこから博物館や美術館、常設の展示施設などに発展することも少なくありません。

僕の会社ではそうした仕事は当然受けますし、依頼されるまでもなくこちらからも提案します。

デザイン初心者
岡田くん
空間デザインの会社でもないのに、受注しちゃって大丈夫なんですか?
エイジ
もちろん大丈夫だよ。
むしろ一環したプロモーションを行うなら、絶対に行うべきだね。
デザイン初心者
岡田くん
でも空間の仕事だから分野も違うし、資格とかも必要なんじゃないですか?
エイジ
空間デザインに資格はいらないし、別分野というという苦手意識も必要なし。
以下に詳しく解説していこう。

空間デザインを行う上で誤解されがちなのが「資格が必要」なのでは?ということ。

空間デザインは設計ではなくあくまでデザインのため、建築士や設計士の免許は必要ありません。
またインテリアコーディネーターの資格も国家資格ではなく、インテリア産業協会が認定する、民間の資格のため、必ずしも空間デザインをする上で必要なものではありません。

必要なのは空間においての見せ方のデザインスキルとノウハウだけです。

空間デザインを行う上での誤解
・建築士の免許が必要→必要なし
・インテリアコーディネーターの資格が必要→必要なし
・免許や資格が無いと空間デザインの仕事は出来ない→誰でも可能

空間デザインがグラフィックデザインと別分野というだけで、敬遠する必要はありません。

むしろグラフィックデザイナーとして一つのプロジェクトに携わったのなら、そのプロモーションの一環としての空間デザインなら率先して行うべきだと僕は考えています。

その理由は以下の通り。

・グラフィックデザインこそがブランディングに深く関わっているから
・グラフィックデザインと一貫したデザインを空間デザインにも行うことができるから
・空間とグラフィックの融合したデザインはグラフィックデザイナーの強みだから

仮に細かい設計的な部分が必要になれば、設計できる人を外注すれば良いだけですね。

グラフィックデザイナーの人こそ、どんどん空間デザインの領域に踏み込んでいくべきだと思いますし、それこそが総合プロデュースだと僕は思います。

佐藤可士和さん、原研哉さんなど著名なデザイナーの方が空間も含めた総合プロデュースを行う例も少なくないため、是非、グラフィックデザイナーの方はチャレンジしてみるべきでしょう。

空間デザインとグラフィックデザインの親和性について

特に専門的な知識を学ばなくともグラフィックデザイナーとしてキャリアを積んだ人は、空間デザインの仕事を受けても問題なくこなせる人は多いです。

その理由の一つとして、彼らは空間を一つのグラフィックとして見立てていることが挙げられます。

デザイン初心者
岡田くん
一つのグラフィックとして空間を見立てるってどういうことですか?
エイジ
言葉の通りで、自分の視界の中で展開されている空間をグラフィックとして認識するということだね。そこに視覚情報としてどんな要素が必要かを考える感覚だね。

グラフィックデザインの基本として平面構成というものがあります。

平面構成は上記の図のように一つの画面の中に異なる形と色が配置されるのですが、その感覚を空間に置き換えて考えていくと思えば分かりやすいでしょう。

色という情報を空間に落とし込むだけで、先にあった平面構成から作られた空間だということがすぐに分かります。

このように平面的な要素を空間に変換して考えることでグラフィックデザイナーが空間デザインを考えることは十分可能です。

あとはグラフィックデザインで構成された情報をどのように空間に落とし込んでいくかを決めていけば、グラフィックデザインありきの空間デザインを作ることができるのです。

空間デザインだからとあまり難しく考えずに、グラフィックデザインを作ってきたロジックをブレずに実行していくことが大切ですね。

①平面と空間を置き換えて考える
②グラフィックコンセプトとイメージカラーを空間に落とし込む
③グラフィックの分量をヒューマンスケールに調整する

このようにグラフィックと空間はデザインのあり方に大きな差異はなく、むしろデザイン的な親和性は高いと言って良いでしょう。

是非、これを機会にデザインの分野に拘らず、デザイナーの人たちが横断的に仕事に関わり、より質の高いデザインを生み出してくれることを願います。

まとめ

読んでいただきありがとうございました!

「空間をデザインする!インテリアデザインとグラフィックの親和性」は如何でしたか?

空間と平面に拘らずデザインの領域を広げて仕事をすることで、デザイナーの仕事の可能性はもっと広がると思います。

クリエイティブな情報ついての記事は他にも書いていますので、興味があれば是非お読みください。

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